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はじめに

本マニュアルについて

本書では「BizRobo! Basic v11.5」を新規に利用するためのセットアップ手順について説明します。

対象読者

対象 説明
管理者 BizRobo!製品群の IT インフラ設計・構築・運用・保守を担当し、BizRobo!に関する IT インフラの窓口となる人を想定しています。サーバーやネットワークに関する知識を持っていることを前提としています。

本マニュアルの構成

本マニュアルの構成を次に示します。 各章では原則作業完了確認をする手順を含んでいますので、作業の完了を確認し、次の章へ進んでください。

No 章名 説明
1 Basic 環境構成 本手順書で構築する環境構成について説明します。
2 事前準備 BizRobo! の各製品をセットアップする前の確認事項について説明します。
3 ソフトウェアインストール BizRobo! に必要な「ソフト/ミドルウェア※1 のインストール・設定」「ネットワークの設定」を説明します
4 環境構築 「BizRobo! 関連コンポーネント※2 のインストールや設定」「Tomcat および MC のログを出力する設定」「セキュリティ設定(ファイアウォール)」手順を説明します。
5 Appendix 用語集やトラブルシューティングについて説明します。

※1   Java OpenJDK17、Tomcat、MySQL、JDBC ドライバー

※2   BizRobo! Basic、Management Console、RoboServer、Desktop Automation Service、Kapplets

マニュアル内使用表記

表記について

本マニュアルでは、注意、警告、参考を次のように区別して記載しています。

注意

ハードウェアの取り扱い、ソフトウェアの操作などにおいて、守らなければならないことについて示しています。記載の手順に従わないときは、ハードウェアの故障、データの損失など、重大な不具合が起きるおそれがあります。

警告

ハードウェアの取り扱い、ソフトウェアの操作などにおいて、確認しておかなければならないことについて示しています。

参考

知っておくと役に立つ情報、便利なことについて示しています。

本書では、製品名などを以下のように表記しています。

略称 製品名 用途
BizRobo! BizRobo! Basic 無制限のロボット作成と複数人の同時開発を可能にする RPA ツールです。
MC Management Console ロボットを管理するための Web コンソール。スケジュール実行・ライセンス管理などを行います。
RS RoboServer ロボットを実行するサーバーです。
DS Design Studio ロボットを作成するための統合開発環境です。
DAS Desktop Automation Service ロボットがデスクトップアプリを操作するための常駐コンポーネントです。
Java Azul Zulu OpenJDK オープンソースのJava開発キット(JDK)の一つです。
Tomcat Apache Tomcat JavaサーブレットとJSPを実行するWebアプリケーションサーバーです。

書式について

本マニュアル内で使用する書式の説明は、次のとおりです。

書式 表記例 説明
[ ] [ファイル]メニュー 製品画面に表示されている項目名やメニュー名を表します。OS や他社製品の項目名やメニュー名も同様に表します。
< > http://< IP アドレスまたはサーバー名> URL やファイル名の一部など、環境によって変わる文字列を表します。
※1   MC とは  参照の指示、注記を表します。

コードのコピーについて

手順の中で文字列の入力をする場合、文字列をコードブロックで表示しています。

コードブロック内の内容は直接コピーが可能です。コードブロックの上にマウスを乗せると、コピーアイコンが右端に表示されます。アイコンをクリックすることで領域内の文字列をクリップボードに入れる(コピーする)ことができます。

code_copy

  • コピーした値は Ctrl + V でテキストエディタに貼り付けることができます。
  • PowerShell や Linux(WSL)コンソールへの貼り付けは、右クリックで実施ください。

本書に関する注意と補足

  1. 本書の一部または全部を無断転載することを禁じます。
  2. 本書に関しては将来予告なしに変更することがあります。
  3. 弊社の許可なく複製、改変することを禁じます。
  4. 本書は製品の使用方法に関する一つのガイドラインであり、個々の状況に合わせた詳細な手順を保証するものではありません。本書に記載されていない事項については、お客様ご自身でご判断の上、ご利用ください。
  5. 本書の説明で用いられているサンプルは、本書で解説するシステム要件記載のシステムで説明します。

最新版について

本書は作成日時点の情報をもとに作られており、基盤環境構築などに必要な関連ツールのバージョンやシステム画面イメージ、メッセージ、または手順などが実際のものと異なる場合があります。変更されているときは、適宜読み替えてください。