ファイアウォールの設定
「MC」「Kapplets」「RoboServer」への他端末など外部からのアクセスを許可するために、Windowsファイアウォールでポート開放を行います。
ソフトウェア | ポート | 備考 |
---|---|---|
Tomcat (MC/Kapplets) |
8080 | Tomcat経由で、MCにRS、DS、DASからのアクセスを受信する |
RoboServer | 50000 | サービスとしてのRSがMCからのアクセスを受信する1 |
MySQL | 3306 | RS、MC/Kappletsからのアクセスを受信する |
設定するポート番号について
指定したポートが他のソフトウェアで使用されている場合は、未使用のポート番号に変更してください。
ファイアウォール設定後、ソフトウェアの再起動が必要な場合があります。
Management Console へアクセスするサービス概要
例:MC/Kapplets同居の例
sequenceDiagram
autonumber
actor P as ユーザ
box Tomcat:8080
participant MC as MC
participant KP as Kapplets
end
participant RS as RoboServer:50000
participant DA as DAS:49998
participant RS as RoboServer:50000
DA-->>MC: デバイス登録(利用可能)
RS-->>MC: サーバー状態登録(オンライン)
KP-->>MC: 認証・認可
activate MC
MC-->>KP: 認証
deactivate MC
P->>MC: ページアクセス
activate MC
MC-->>P: 認証・認可
P->>MC: ログイン
deactivate MC
Kappletsへアクセスするサービス概要
例:MC/Kapplets同居の例
sequenceDiagram
autonumber
actor P as ユーザ
box Tomcat:8080
participant MC as MC
participant KP as Kapplets
end
participant RS as RoboServer:50000
P->>KP: ページアクセス
activate KP
KP-->>MC: 認証・認可
activate MC
MC-->>P: 認証・認可
deactivate MC
P->>KP: ログイン
deactivate KP
P->>KP: Kapplet実行
activate KP
KP-->>MC: ロボット実行
deactivate KP
activate MC
MC-->>RS: ロボット実行
deactivate MC
ポート開放手順
以下に「同一環境構成の場合」「別建て環境構成の場合」を記載します。構築環境に合わせてポート開放をしてください。
同一環境構成の場合
「MC/Kapplets(Tomcat)」「RS」 を構築した環境で、ポート開放及びファイアウォール規制情報を表示します。
-
管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
-
コマンドプロンプトに以下を入力し、Enter を押します。
cmdREM Tomcat(MC/Kapplets)用の受信ポートの開放 netsh advfirewall firewall add rule name=Tomcatポート8080 ^ dir=in action=allow protocol=TCP localport=8080 REM Tomcat用のファイアウォールルールの確認(ポート8080) netsh advfirewall firewall show rule name=Tomcatポート8080
「MC/Kapplets(Tomcat):8080」 のファイアウォールが設定されます。
また、正常に作成されていれば、それぞれ以下の様にファイアウォール情報が表示されます。
ポート開放手順は以上です。次の章に進んでください。
別建て環境構成の場合
RS 構築サーバーでRS、MC 構築サーバーでMC(Tomcat)・MySQL のポートを開放します。
RS 構築サーバー
RS構築サーバーでサービスとしてのRS用の50000
ポートを開放します。
-
RS 構築サーバーの管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
-
コマンドプロンプトに以下を入力し、Enter を押します。
cmd / RSのポート設定REM RS用の受信ポートの開放 netsh advfirewall firewall add rule name=RSポート50000 ^ dir=in action=allow protocol=TCP localport=50000 REM RS用のファイアウォールルールの確認(ポート50000) netsh advfirewall firewall show rule name=RSポート50000
「RS:50000」のポートが開放されます。
また、正常に作成されていれば、以下の様にファイアウォール情報が表示されます。
MC(Tomcat) 構築サーバー
MC構築サーバーでMC(Tomcat)8080
ポートおよび、MySQL3306
を開放します。
-
MC(Tomcat)構築サーバーの管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
-
コマンドプロンプトに以下を入力し、Enter を押します。
cmd / Kappletsのポート設定REM Tomcat(MC/Kapplets)用の受信ポートの開放 netsh advfirewall firewall add rule name=Tomcatポート8080 ^ dir=in action=allow protocol=TCP localport=8080 REM MySQL用の受信ポートの開放 netsh advfirewall firewall add rule name=MySQLポート3306 ^ dir=in action=allow protocol=TCP localport=3306 REM Tomcat用のファイアウォールルールの確認(ポート8080) netsh advfirewall firewall show rule name=Tomcatポート8080 REM MySQL用のファイアウォールルールの確認(ポート3306) netsh advfirewall firewall show rule name=MySQLポート3306
「MC/Kapplets(Tomcat):8080」および「MySQL:3306」のポートが開放されます。
また、正常に作成されていれば、以下の様にファイアウォール情報が表示されます。
Windowsファイアウォールでポート開放を行う設定は以上です。次の章に進んでください。
-
サービスとしてのRS(v11.4までの通常構成)を登録する際に使用するポート。
(v11.5から追加された)クライアントとしてのRSを登録する場合にはポートの設定は不要です。 ↩