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データ移行の全体概要

本章では、Bizrobo! Basicでのデータ移行の概要を説明します。
データ移行では、現行環境でバックアップを取得、スタンドアロン状態の検証環境へリストアしバージョン間の差異を検証します。その後新環境へ復元します。

データ移行内容について

現バージョンから新バージョンにデータを移行する際、取得方法により移行できないものがあります。 以下の内容を確認してから、データ移行を進めてください。

「バックアップ/リストア」によるデータ移行の注意点

「バックアップ/リストア」機能は、ロボットのプロジェクト情報だけでなく、クラスタやMCの設定を含むすべての情報をそのまま復元します。
そのため、バックアップを取得した端末と異なる端末にリストアした場合や、同一端末の別バージョンにリストアした場合、まったく同じMCが2つ存在することになり、設定の不整合が発生し、リソースの競合など現行環境に悪影響が生じる可能性があり注意が必要です。安全に検証するため、リストア先の環境はスタンドアロン構成にすることを推奨します。

データ移行できる内容

MC

項目 移行対象 バックアップ エクスポート
スケジュール 全ての設定内容
リポジトリ ロボット
タイプ
スニペット
リソース
デバイスマッピング -
データベースマッピング 1
電子メールトリガー
トリガーマッピング
OAuth
パスワード ストア(ロボットに割り当てた
パスワード ストアの設定も移行されます)
ロボットファイルシステム
管理 タスクビュー -
RoboServer -
プロジェクト 2
高可用性ノード -
デバイス -
ユーザーおよびグループ -
ライセンス -
設定 Design Studio -
データベース タイプ -
データベース ドライバー -
電子メール アカウント -

Kapplets

項目 移行できる内容                 
Kapplet 全ての内容
テンプレート 全ての内容
スケジュール 全ての内容
ユーザーおよびグループ 全ての内容
ワークスペース 全ての内容

移行できない内容

MC

項目 移行できない内容
ログ 全ての内容
(別環境や別スキーマにレコードがコピーされることはありません。
「管理」タブ>「設定」の内容は移行されるので、バックアップを作成した環境で使用していたDBがそのまま流用されます。)
データビュー 全ての設定内容

Kapplets

項目 移行できない内容
実行履歴 10.7まで:Result History
11.1~:Kappletの実行履歴(Kapplet画面のHisory)

バージョンごとのデータ移行の流れ

各バージョンに対応したデータ移行の流れを以下に記載します。
移行手順の最初のステップについては、該当のリンクからご確認ください。

v11.3以降

graph TB
    A["現行環境<br>v11.3以降"] --> B["検証環境<br>v11.5"]
    B --> C["新環境<br>v11.5"]

    %% スタイル設定
    classDef gray fill:#d9d9d9,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;
    classDef yellow fill:#ffeb99,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;
    classDef green fill:#99cc66,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;

    class A gray;
    class B yellow;
    class C green;

    linkStyle 0 stroke:#d9534f,stroke-width:2px;
    linkStyle 1 stroke:#d9534f,stroke-width:2px;

    subgraph ロボ動作検証
        B
    end
  1. 現行環境v11.3以降

    • MC/Kappletsバックアップ取得
  2. 検証環境v11.5

    • 現行環境v11.3以降のMC/Kappletsバックアップをリストア
    • ロボット動作検証
    • 検証環境v11.5のMC/Kappletsバックアップ取得
  3. 本番環境v11.5

    • 検証環境v11.5のMC/Kappletsバックアップをリストア
    • 本番環境v11.5リリース

端末の用意について

検証環境の端末は現行環境とは別途ご準備ください。検証環境を本番環境に昇格することも可能です。

移行ファイル作成の概要


v11.1

graph TB
    A["現行環境<br>v11.1"] -->|事前準備 要| B["検証環境<br>v11.1"]
    A -->|事前準備 不要| C["移行環境<br>v11.3"]
    B --> C
    C --> D["検証環境<br>v11.5"]
    D --> E["新環境<br>v11.5"]

    classDef gray fill:#d9d9d9,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;
    classDef yellow fill:#ffeb99,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;
    classDef green fill:#99cc66,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;

    class A gray;
    class B,C,D yellow;
    class E green;

    linkStyle 0,1,2,3,4 stroke:#d9534f,stroke-width:2px;

    subgraph MC/Kappletsリストア
        C
    end

    subgraph ロボ動作検証
        D
    end

    subgraph 命名規則対応
        B
    end
  1. 現行環境v11.1

    • MCバックアップ取得
    • Kappletsスキーマのバックアップ取得
  2. 事前準備の要否確認

    1. 事前準備不要:「移行環境v11.3」に進みます。

    2. 事前準備要: 「検証環境v11.1」に進みます。

  3. 検証環境v11.1

    • 検証環境v11.1のMCを構築
    • 現行環境v11.1のMCバックアップとKappletsスキーマのバックアップをリストア
    • 事前準備実施
    • 検証環境v11.1からMCバックアップとKappletsスキーマのバックアップを取得
  4. 移行環境v11.3

    • 現行環境v11.1または検証環境v11.1のMCバックアップとKappletsスキーマのバックアップをリストア
    • 移行環境v11.3からMC/Kappletバックアップを取得
  5. 検証環境v11.5

    • 移行環境v11.3のMC/Kappletsバックアップをリストア
    • ロボット動作検証
    • 検証環境v11.5のMC/Kappletsバックアップ取得
  6. 本番環境v11.5

    • 検証環境v11.5のMC/Kappletsバックアップをリストア
    • 本番環境v11.5リリース

端末の用意について

検証環境の端末は現行環境とは別途ご準備ください。準備する台数は、以下のいずれかをご選択ください。

  • 検証環境v11.1、移行環境v11.3、検証環境v11.5それぞれに専用端末を準備する。
  • 1端末に3つの環境を構築する。

検証環境を本番環境に昇格することも可能です。

事前準備の概要


v10.7

graph TB
    A["現行環境<br>v10.7"] -->|事前準備 要| B["検証環境<br>v10.7"]
    A -->|事前準備 不要| C["検証環境<br>v11.5"]
    B --> C
    C --> D["新環境<br>v11.5"]

    classDef gray fill:#d9d9d9,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;
    classDef yellow fill:#ffeb99,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;
    classDef green fill:#99cc66,stroke:#d9534f,stroke-width:2px;

    class A gray;
    class B,C yellow;
    class D green;

    linkStyle 0,1,2,3 stroke:#d9534f,stroke-width:2px;

    subgraph ロボ動作検証
        C
    end

    subgraph 命名規則対応 スケジュール調整
        B
    end
  1. 現行環境v10.7

    • MCバックアップ取得
  2. 事前準備の要否確認

    1. 事前準備不要:「検証環境v11.5」に進みます。

    2. 事前準備要:「検証環境v10.7」に進みます。

  3. 検証環境10.7

    • 検証環境v10.7のMCを構築
    • 現行環境v10.7のMCバックアップをリストア
    • 事前準備実施
    • 検証環境v10.7からMCバックアップを取得
  4. 検証環境v11.5

    • 検証環境v10.7、または現行環境v10.7のMCバックアップをリストア
    • Kappletsレガシーバックアップコンバーターを利用し、検証環境v10.7、または現行環境v10.7のMCバックアップからKappletsバックアップファイルを生成
    • Kappletsバックアップファイルをリストア
    • ロボット動作検証
    • 検証環境v11.5のMC/Kappletsバックアップ取得
  5. 本番環境v11.5

    • 検証環境v11.5のMC/Kappletsバックアップをリストア
    • 本番環境v11.5リリース

端末の用意について

検証環境の端末は現行環境とは別途ご準備ください。準備する台数は、以下のいずれかをご選択ください。

  • 検証環境v10.7、検証環境v11.5それぞれに専用端末を準備する。
  • 1端末に2つの環境を構築する。

検証環境を本番環境に昇格することも可能です。

事前準備の概要


検証環境の準備

  1. 検証環境は、システム要件を満たすPCに構築してください。

  2. v11.1以降の検証環境でKappletsを構築するには、Tomcatが必要です。ただし、事前準備工程ではインストーラーに組み込まれたMCを使用できます。

  3. 検証環境には現行MCの情報をそのまま復元します。誤って現行MCのDBやRSなどのリソースにアクセスしないよう、検証環境は現行環境に通信できない状態、あるいはスタンドアロンの状態で復元してください。

  4. 検証環境で利用するライセンスをご用意ください。検証環境にライセンス登録が必要になります。検証用ライセンスは当社担当営業にお問い合わせください。3か月程度ご利用いただけるライセンスを発行します。


以上が、Bizrobo! Basicでのデータ移行の全体概要になります。


  1. 「データベースマッピング」をインポートする場合、あらかじめMCに登録されているクラスターにマッピングされるデータベースが登録されている必要があります。(データベースが登録されていない場合、データベースマッピング情報はインポートされません。) 

  2. 「権限」をインポートする場合、あらかじめ権限が割り当てられるグループ(セキュリティグループ)がMC上に作成されている必要があります。(対象グループが登録されていない場合、エラー情報として登録されます。)